膠原病とは、ひとつの病気の名前ではなく、共通する性質を持ついくつかの病気の総称です。
膠原病を発症する原因は、免疫の異常にあると考えられています。本来であれば、自分の体を守るために働く機構が、自分の体を排除しようとする免疫を自己免疫と呼びます。
この自己免疫により、皮膚や筋肉、関節、内臓、血管などに炎症を起こすと考えられています。
関節リウマチ(RA)、リウマチ性多発筋痛症(PMR)、乾癬性関節炎(PsA)、脊椎関節炎(SpA)、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎/皮膚筋炎(PM/DM)、全身性強皮症(SSc)、混合性結合組織病(MCTD)、抗リン脂質抗体症候群(APS)、巨細胞性動脈炎、高安動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎(MPA)、多発血管炎性肉芽腫症(GPA)、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)、シェーグレン症候群、ベーチェット病、IgG4関連疾患など
治療は主にステロイドや免疫抑制剤を使用してゆきます。多くの病気は難病に指定されており、初期の緩解導入はこれらを専門とする大学病院や基幹病院で行われています。
当院では早期発見や維持療法中の患者さまのお手伝いをしたいと考えています