免疫の異常により、主に手足の関節滑膜に炎症を起こし、進行すると関節の破壊、変形をきたす病気です。
人口の0.4~0.5%、30歳以上の人口の1%にあたる人がこの病気にかかるといわれています。どの年齢の人にも起こりますが、日本では60代の人の発症が最も多く、高齢化に伴い高齢発症の関節リウマチも認めるようになりました。また男性より女性に約3倍多く認められるのも特徴的です。
MTXが副作用などで使えない場合には、以前から使われてきた抗リウマチ薬やステロイド(ミネラルコルチコイド製剤:プレドニンなど)を代わりに使用します。抗リウマチ薬とステロイドを併用して使用することもあります。
非ステロイド系消炎剤(NSAIDs:ロキソニン、ボルタレンなど)を加え、疼痛を和らげるなどの痛みの改善も行います。